治療部位、治療範囲を選びません。
(一度に背中全面くらいまでの治療は可能です。ただし治療後のダウンタイムなども考慮すると背中全面の1/2くらいの治療範囲が無難かもしれません。)
いっぺんに全体治療をせず、分割して治療していくことも可能です。
切除手術ではないので皮膚を温存できます。
治療回数が掛り治療期間も長期になる場合が多いです。
(手術なら早く治せるかというと、、そうでもありませんが・・)
レーザーでのタトゥー(刺青)除去では黒(墨汁)は確実に除去出来ます。
緑色・赤色・黄色・オレンジ色などが入った多色刺青では全てが取りきれないこともあります。
一般的には刺青の黒色が取れるだけでも皮膚状態の印象は変えられますが、多彩な刺青の場合、レーザー治療が有効でなく治療を勧められないこともあります。
なにも無かった元通りの皮膚状態には戻せませんが時間をかけて丁寧な治療を繰り返していけば十分キレイな状態に改善して行けます。
刺青を入れた際に既に皮膚表面にある程度の傷跡が出来てしまっている場合が良くあります。
(刺青部位を指でなぞると若干の凹凸が感じられるでしょう)
刺青がキレイに取りきれた痕に、やや凹凸が残ることは良く経験します。
そうした場合は刺青除去用レーザー照射以外にフラクショナル・レーザー照射も必要となります。
フラクショナルレーザーの登場によって、以前の治療よりよほど良い状態に近づけるようになりました。
レーザー治療でケロイドが生ずることはほとんどありません。
私は非常に多くのレーザー治療経験がありますが、レーザー治療後のケロイドは数えるほどしか経験ありません。
(◎顔のホクロ除去:炭酸ガスレーザー使用・大学病院勤務時に1例、◎赤アザ・色素レーザーによる治療例:色素レーザーは熱発生が大きいのでトラブルを起こしやすかったのです。数例経験あります。◎フラクセルレーザー治療開始後のごく初期に1例)
ケロイド体質の人であれば刺青を入れた時点で皮膚に何かしらの異常が起こるでしょう。
既に刺青が皮膚に入っている人にはケロイドを注意して治療する必要はほとんどないと考えます。
『刺青のレーザー治療でケロイド状態に皮膚が悪化してしまった・・・』と聞くことがありますが、有り得ないことだと思います。
レーザーの照射出力・治療する間隔などが不適切なだけでしょう。
あるいは治療後の患部の処置が悪すぎた結果かもしれません。
『刺青・タトゥー』に対してレーザー光を利用した治療が出来るようになったのは、1990年代のQスイッチ・レーザーの開発によります。
余談ですが、QスイッチYAGレーザーはTATTOO・LASERと呼ばれた機種でした。
病的なアザの治療の為ではなく、実は刺青を消すために開発されていたのです。
刺青が消せるのであればアザ治療にもQスイッチ・レーザーが有効なのではないか?と、利用されたのがアザ治療(太田母斑のようなメラニンが原因するアザ)のきっかけだったようです。
刺青が一般的で抵抗がない米国であっても刺青除去の希望があるのは不思議に思えます(←昔の恋人の名前の刺青の除去希望などだった(?)のかもしれませんね・・)。
幸い、私は丁度このレーザー機器が革新的な発展を遂げる時期:1990年年代後半に大学病院形成外科・レーザー特殊外来で治療を担当していました。
標準化された治療法がまだなかったため、手探りの中で、多くの治療に携わる事が出来たことは私の大きな経験です。
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初診料 | 1,000円 |
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※ 当院の施術は比較的安全な治療が多いですが医療行為には必ずリスクが伴います。予想外の反応が起こる可能性もあります。満足出来る結果が出るよう治療を提供しますが医師側、患者側で治療結果に対する評価にズレが生ずる可能性もあります。万人が100%満足できる施術はないかと思われます。特に美容目的治療は緊急性・必要性が薄い医療です。以上につき十分ご理解の上でご来院ください。
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