刺青・タトゥーとは、墨汁などの染料を皮膚内に留置させ皮膚表面に模様をつけた状態のことを呼びます。
昔からの和風な皮膚への装飾を『刺青:イレズミ』、最近の若者に良く見かける洋風な皮膚への装飾を『タトゥー』と区別して呼ぶようです。
専門的な呼称では、どちらの状態も『装飾性刺青(そうしょくせいしせい)』となります。
転倒した際にアスファルトなどが皮膚に入ってしまい生ずる"刺青状態"は『外傷性刺青』と呼びます。
(外傷性刺青は保険でレーザー治療が出来る場合があります。ご相談ください。)
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タトゥー(刺青)除去方法には下記3つの方法があります
当院では刺青の部位・形より、『切除手術』でもキレイに治せると予想出来る場合に限って手術も検討しますが、ほとんどの場合レーザーによる治療を行っています。
次回の治療まで通院の必要はありませんが、治療部位の確認として約2週間後頃に来院を指示する場合もあります。
施術後1~2週間くらいは患部の軟膏・ガーゼ処置を続けてください。
当日からシャワー浴は問題ありません。
レーザーによるタトゥー(刺青)除去では、おもにQスイッチ・ルビーレーザー、QスイッチYAGレーザーを使用します。
「1億分の4秒」~「1億分の20秒」という超短発振のレーザー光線を利用することで正常組織(皮膚組織)をなるべく傷めず、刺青染料のみを選択的に燃焼あるいは粉砕させ、刺青状態を取り去っていきます。
(※粉砕...皮膚細胞が排除できる超微細な状態に染料を細かく砕くこと)
治療回数は皮膚内に入っている染料の量によって大きくかわります。
トライバル模様の真っ黒く皮膚を塗りつぶしたような刺青では20回程度の治療がかかる場合もあります。
当院での現在のレーザー治療は『刺青の色調』『皮膚状態』により、下記のように数種のレーザーを組合せて治療を行っています。
カライド利用が優れ照射野全体に均一なレーザー光照射が出来る 「ザ・ルビー」
刺青治療の繰り返しによって痛めてしまう皮膚状態改善に有用なレーザーです。
広範囲(名刺大以上)の刺青治療の場合、麻酔無しでは治療は非常に辛くなります。
時間がかかりますがクリーム麻酔塗布(約2時間)、局所麻酔注射の後に処置を行うように勧めています。
超広範囲の場合、治療時間は全体で3,4時間かかることもあります。
刺青治療用に最も使用頻度の高いレーザーです。
注意していただきたいのはQYAGレーザーにも様々な種類があるということです。
刺青除去治療に関しては実は"一昔前のQスイッチYAGレーザーの照射"が優れます。
メドライトC6(『トップハット光』)よりも初期のメドライト、メドライトC3などの『ガウシアン・ビーム』が優れるのです。
また、赤の刺青には、QスイッチYAGレーザー・半波長532nmのレーザー照射が必要です。
緑や青、紫といった色彩の刺青にはQYAGレーザーが反応しませんから、Qスイッチ・ルビーレーザー、Qスイッチ・アレックスレーザーのいずれかの用意は必須でしょう。
最近のQスイッチ・ルビーレーザーは多色・色彩刺青への反応が良いように思えます。
最近開発された画期的なレーザーです。
刺青除去に直接は作用しません。
刺青除去には、どうしてもQスイッチ系レーザーでの繰り返し治療が必要となります。
治療回数がかさむことにより、若干の皮膚色素の脱出(白抜け)や皮膚凹凸を生じてしまうことがあります。
その改善にはフラクショナルレーザーの追加照射がとてもよい効果を発揮します。
是非、刺青治療には合わせて使いたいレーザーです。
炭酸ガスレーザーは古典的なレーザーですがやはり有用です。
皮膚に対するどんな治療であっても上手く使えば効果的です。
他院で色素レーザーを刺青治療に使っていたのを見たことがあります。
色素レーザーは熱作用が非常に大きいので刺青治療には適さないように思えますが・・・
初診料 | 1,000円 |
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再診料 | 500円 |
Tattoo除去 | 範囲によりますのでご相談ください |
※ 表記の金額は、すべて消費税別です。
※ 当院の施術は比較的安全な治療が多いですが医療行為には必ずリスクが伴います。予想外の反応が起こる可能性もあります。満足出来る結果が出るよう治療を提供しますが医師側、患者側で治療結果に対する評価にズレが生ずる可能性もあります。万人が100%満足できる施術はないかと思われます。特に美容目的治療は緊急性・必要性が薄い医療です。以上につき十分ご理解の上でご来院ください。
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