加齢により、ほぼすべての人の皮膚に(特に顔)シミは出来てきます。
一度できてしまったシミは自然に消えていくことはありません。
徐々に大きくなりシミの色調も濃くなっていくことが多いです。
隆起してくることもあります。
顔に出来てしまった色調の濃い部分を『シミ』と総称しますが、いくつかの種類に分類されます。
① 老人性色素斑
② 雀卵斑(ソバカス)
③ 肝斑
④ アザ及びアザに近い状態 太田母斑、太田母斑様色素沈着症、後天性真皮メラノサイトーシス、扁平母斑
⑤ それ以外の病的な状態 例えば色素性痒疹、アミロイドーシスなど
それぞれで治療法が異なります。⑤は他病院へ紹介しています。④はレーザー治療の項目をご参照ください。
①②③の治療について説明します。
IPL治療、レーザー治療の両方を組み合わせて治療する場合が多いです。
境界明瞭で色調が濃い老人性色素斑にはQスイッチ系レーザー治療が必要です。
IPL治療を何回繰り返しても取り切れない場合が多いのです。
高出力レーザー治療では治療後の皮膚に2次性色素沈着症が高率で生じます。
『治療後皮膚の経時変化』をきちんと説明してから施術をしています。
また、2次性色素沈着症の改善方法も用意があります。
IPL治療、レーザー治療の両方を組み合わせて治療する場合が多いです。
理想的には、まずIPL治療で顔全体のソバカス(それ以外のシミも含め)の改善を目指します。
その後に取り切れない部分をQスイッチ系レーザー照射で治療します。
鼻根部・目周囲・上眼瞼のソバカスはIPL治療だけでは取り切れない場合が多いからです。
ダウンタイムがかなり辛いのですが、最初からQスイッチ系レーザーによる治療を行うことも出来ます。
顔に左右対称性にぼんやりと浮き出る茶色いシミです。
発症原因ははっきりとはわかっていませんが女性ホルモンの影響が強いと考えられています。
ピルの服用、妊娠、更年期などに出きやすい傾向にあります。
以前は『肝斑にはレーザー治療もIPL治療もすべきではない』と認識されていましたが、特殊なレーザー治療で改善できるようになりました。
機種名:メドライトC6(QスイッチYAGレーザー:トップハットビーム照射が可能)の低出力照射の繰り返しで肝斑は確実に改善が出来ています。
飲み薬・美白クリーム・トランサミン含有化粧水の併用も大切になります。
QスイッチYAGレーザー、Qスイッチ・ルビーレーザー照射療法が大変有用です。
ただし治療後の治り方が目立つので、来院時に肌状態を診せて頂いたうえでIPL治療・レーザー治療の選択は医師とご相談ください。
ガーゼを顔に貼って大丈夫か?なるべく目立たずゆっくりの改善でも良いのか?など患者さんの希望をなるべく優先出来るようにしています。
美肌治療は1つの治療で完結することはありませんIPL治療や他レーザー機器との組み合わせ療法が理想的なのです。
レーザーとは異なる、IPL機器(特殊光線治療器)による治療が美肌治療の主流になってきています。
シミ・そばかす・くすみ改善に優れますが、それ以外にも活動中ニキビの改善、ニキビ痕・赤みの改善など幅広い治療に用いることが出来ます。
IPL治療を行う際には、施術後に『ビタミンC水溶液』か『トランサミン水溶液』利用のイオン導入(イオントフォレーシス)組み合わせを勧めています。
IPL治療だけでも確実に改善効果は現れますがイオン導入併用を強くお勧めします。
当院ではグリコール酸によるケミカルピーリングの用意があります。
フラクショナル・レーザーの弱め照射は美肌治療に有用です。
Qスイッチ系レーザー、IPL治療機器とは全く違う皮膚に対する働きかけです。
IPL治療を定期的に行っている人にお勧めしたい治療法です。
以前には良い治療方法が無く『肝斑はレーザー治療をしても効果はなく、逆に色調を悪化させる。』と認識されていました。
現在、肝斑治療に適したレーザーが開発されています。
今までレーザー照射が禁忌とされてきた肝斑に対し、効果的なレーザー治療器・治療方法が開発されました。
どのレーザーでも施術出来る治療ではありません。
メドライトC6(米国コンバイオ社 製)のようなレーザービーム・スポット径が大きく"トップハット型のレーザービー ム光"が出せるQスイッチYAGレーザー(1064nm波長)でなくてはなりません。
他のQ スイッチ系レーザー:ルビーレーザーやALEXレーザーでの代用は出来ません。
(当院にはトップハット型のビーム照射が可能なQスイッチYAGレーザーがありました が、残念ながらその旧型レーザーでは確実な"レーザートーニング施術"は出来ませんでした。)
今までの治療概念とは異なり、とても弱めのレーザー照射を行います。
痛みは極めて軽微です。
また1~2週間毎という短期間での繰り返し治療が理想ですの で、早期に肌色調改善が見込めます。
内服薬:トランサミン、塗り薬:ハイドロキノン使用で改善傾向の少ない(治り にくい)肝斑に悩んでいる人にはこの治療がお勧め出来ます。
加齢により必ずシミは出来てきますが、女性の30歳代頃より両目尻に出てくる「遅発性両側性太田母斑様色素斑」のように、単純なシミでないことがあります。
薄い色調の太田母斑(茶色に出る)をシミと勘違いしている場合も多いようです。
また 顔全体にあたかも老人性色素斑の様に広がる肝斑もあります。
中学生頃に発症した茶アザ(扁平母斑)をシミだと勘違いしている場合も多いのです。
専門の医師による的確な診察・診断が必要となります。
初診料 | 1,000円 |
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再診料 | 500円 |
QスイッチYAGレーザー治療 | |
基本料金 | 10,000円 |
1ショット | 300円 |
フォトRF/オーロラ(RS・DS) | |
トライアル(お一人様1回のみ) | 15,000円 |
1回 | 30,000円 |
セットコース(6回分) | 150,000円 |
eMAX(トリニティー治療:IPL+STリファーム+マトリックスIR) | |
トライアル(お一人様1回のみ) | 22,500円 |
1回 | 45,000円 |
セットコース(6回分) | 225,000円 |
※ 表記の金額は、すべて消費税別です。
※ 当院の施術は比較的安全な治療が多いですが医療行為には必ずリスクが伴います。予想外の反応が起こる可能性もあります。満足出来る結果が出るよう治療を提供しますが医師側、患者側で治療結果に対する評価にズレが生ずる可能性もあります。万人が100%満足できる施術はないかと思われます。特に美容目的治療は緊急性・必要性が薄い医療です。以上につき十分ご理解の上でご来院ください。
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