ここ数年、形成外科学会などでも発表され脚光を浴びていますが、レチノイン酸の外用薬は20年ほど前から、欧米ではニキビの治療薬として使われていました。
漂白クリーム(ハイドロキノンなど)と併用することで、色素沈着症(レーザー照射後の2次性色素沈着も含む)や、シミ(肝斑治療にも有効)の色調改善に効果的です。
1~2ヶ月の継続治療が必要です。
レチノイン酸塗布療法の効果は、皮フのターンオーバーの促進やシミ・くすみの改善、皮脂分泌を抑制・毛穴を縮小させることなどが挙げられます。
他にも、皮フの血管のコラーゲンを増やし、皮フの赤みの改善にも効果があります。
治療期間中の症状【痒み・発赤】がかなり辛いのですが、レーザー治療に匹敵する(場合によってはレーザー治療以上の効果が得られる)治療法です。
レーザー治療を行うと、カサブタ脱落後に2次性色素沈着症が長期に残る『手の甲』などでは当治療が優れています。
注意点としてクリニック側の問題になりますが、『レチノイン酸は軟膏を作成後、短期間で効能が無くなります』(保存がききません)。
新しく作成された軟膏を処方してもらえないと、治療効果が期待できません(当院では作成後、2週間以上の保存はしません。0.1~0.5%濃度を作成します)。
処方時に、新しく作成された軟膏であることを確認すべきでしょう。
初診料 | 1,000円 |
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再診料 | 500円 |
軟膏 | |
0.1~0.5%レチノイン酸軟膏 | 10,000円~ |
5%ハイドロキノン(美白クリーム) | 3,000円 |
※ 表記の金額は、すべて消費税別です。
※ 当院の施術は比較的安全な治療が多いですが医療行為には必ずリスクが伴います。予想外の反応が起こる可能性もあります。満足出来る結果が出るよう治療を提供しますが医師側、患者側で治療結果に対する評価にズレが生ずる可能性もあります。万人が100%満足できる施術はないかと思われます。特に美容目的治療は緊急性・必要性が薄い医療です。以上につき十分ご理解の上でご来院ください。
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